「未病」の時期の過ごし方で変わる!7歳刻みの女性の身体
東洋医学では7歳刻みで女性のカラダは変わっていくと言われます。(男性は8歳刻み)
中国最古の病理学書「皇帝内径」では7歳、14歳、21歳、28歳、35歳、42歳、49歳の時に不調を起こしやすいと言われております。
■何となくだるい
■疲れやすい
■肩コリや腰痛
■手足が冷える
■肌荒れ
■日中も眠い
■睡眠がしっかりと取れない
■医療機関にかかるほどではないが不調
■薬を飲むほどではないが不調
この様なものを「未病」といい、中国最古の病理学書「皇帝内径」では以下の様にあります。
●35歳・・・肌の色つやにかげりが見え始め、髪の毛やほほの張りなどに衰えがあらわれる
●42歳・・・顏がやつれ、白髪が混じり始める
●49歳・・・肉体的に衰え始め、閉経を迎え始める
「西洋医学」
健康体→なんとなく不調(異常なし)→重度の不調(病気・治療)
「東洋医学」
健康体→なんとなく不調(未病)→不調緩和
治療のスタートが異なるので、西洋医学が発展した今でも、東洋医学も健在です(漢方薬を出したりしますよね)また、東洋医学として、鍼灸按摩が日本には古くからあるので、未病の段階での不調緩和を行えます。
「養生」
身体をケアする生活の仕方には「養生」というものがあります。日本には四季があり、年齢の変化や、環境の変化もあります。「気」を補い、「気」を巡らせ、「気」を整える。四季に合わせた食事や睡眠で気を補い、身体を動かしたりマッサージ等で気を巡らせ、感情の気を整える。
ARIRIAでは、店舗移転前に何度か、冨田貴史さんのワークショップを開催しており、「茜染」や「味噌」などの手仕事や「養生」「地球暦」など、お勉強を皆さんで行いました。
四季は、春、夏、秋、冬ですが、その間に「土用」というものがあります。夏の土用の丑の日(うなぎ)が有名ですが、実は年に4回あります。土用は18日間あり、その間に土いじり、引っ越しや旅行などの移動はしない方が良いとされています。また、新しいことに取り組む期間ではないともされています。
地球暦で見ると土用がいつなのか判りやすいのですが、春→土用→夏→土用→秋→土用→冬→土用→春と巡っております。夏至は夏が”いたる”ので最も陽になり、冬至は冬が”いたる”ので最も陰極まります。
陰陽五行からの養生としての食べ物
春 肝・胆のう系のエネルギーの流れ 春の気を取り入れる食べ物。酸味
夏 心・小腸系のエネルギーの流れ 夏の気を取り入れる食べ物。苦味
土用~胃・脾臓系のエネルギーの流れ 土用の陰陽の乱れを調整する食べ物(夏の鰻、冬のカボチャ等)甘味
秋 肺・大腸系のエネルギーの流れ 秋の気を取り入れる食べ物。辛味
冬 腎・膀胱系のエネルギーの流れ 冬の気を取り入れる食べ物。塩辛味
自律神経が一番不調になりやすいのが、春です。デトックスをするのに一番良い時期ですが、花粉症だったり「出す」事が増えます。
循環器系が一番不調になりやすいのが、夏です。動悸、息切れ、高血圧に注意します。
免疫系が一番不調になりやすいのが、秋です。アレルギー、喘息、肌荒れなどに注意します。
ホルモンバランスが一番不調になりやすいのが、冬です。冷え性、生理不順、更年期などに注意します。
そして、土用にあたる脾では、消化器系に注意します。低血圧やだるさ、食欲不振など。
未病かな?未病になりそう。そんな時は早めのケアを。
花粉症や自律神経が弱くなりやすい春
血液やリンパなどの循環器が弱くなりやすい夏
免疫が落ちて喘息やアレルギー反応が出やすい秋
冷え性や生理不順などホルモンが弱くなりやすいのが冬
そして、疲れがたまった時に出やすい消化器系の土用
春には自律神経を整えるアロマ、夏には血液やリンパの流れを整えるマッサージやエステ、秋には免疫力をアップするアロマとトリートメント、冬の冷え性には足から温める足つぼ。
春夏秋冬、巡る季節に巡る身体になるように、上手にサロンを取り入れてみてくださいね。
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